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2026/01/11

ソンクラーンのお申し込み受付中です!

via. 映画『サタンタンゴ(Sátántangó)』(1994)
追悼タル・ベーラ(Tarr Béla)


【2/28 追記:お申し込みを締め切りました】

涼しくて気持ちの良い季節は束の間、朝起きるとまっ白なモヤ掛かった空を見て、がっくり項垂れる日々が戻って来ました…

ソンクラーン期間中のお申し込みにつきまして、

4月13〜15日の3日間は、基本料金の3割増しを頂戴します。また訪問時間帯につきましては事前にこちらからお知らせするかたちになることを、予めご了承くださいませ。

お申し込み状況により締め切りますので、ご検討中の方はお早めのご予約をお願いいたします。


2018/03/10

Black Panther





映画『ブラックパンサー』大ヒットの効果!? アメリカで黒猫の引き取り手が急増  
                    (HUFF POST 2018年3月3日記事より)

 今タイで「ブラックパンサー」と言えば、
「権力者の密猟とその裁きの行方(多分お咎め無し)」の話題の方がホットなのですが、
アフリカをベースにした美術や衣装を楽しみにしていた
現在公開中の映画『ブラックパンサー』、先日いそいそと映画館へ足を運んで来ました。

本編上映前の、リアルな王様万歳PVで頭を垂れたあとに、
フィクションの王位継承にまつわる物語を、
タイのお国事情と引き寄せて観る醍醐味もありました。
惹かれた映画のキャラクターとつい重ねてしまい、
馴染みの黒猫を「キルモンガー」と呼ぶことにしましたが(笑)、
アメリカで黒猫の引き取り手が急増!というニュース記事に、
「観た後は、皆やっぱり名付けたくなっちゃうんだなー」と嬉しくなりました。

2017/05/24

映画『kedi』バンコクで6月公開へ

 
3月にこちらでご紹介した映画『Kedi』が、タイで良質なドキュメンタリーを配給している
Documentary ClubからSF World Cinema (セントラルワールド)などで公開が決まりました!
プレミア上映は6月5日20時(英/タイ語字幕)
その後は6月8日以降SF CINEMA系列で順次上映予定となっています。
詳しい上映予定はこちら(GET TICKETSをクリックすると、現在公開中の劇場と
上映時間が表示されます。ネット上で予約・購入可)をご覧ください。

大きなスクリーンで、生き生きとした猫たちを存分に楽しむ良い機会になりそうです。

2017/03/13

映画『Kedi』

via kedifilm






































街と猫のドキュメンタリーと言えば、NHKの岩合光昭さんのTV番組を思い浮かべる方も
多いと思いますが、トルコの首都イスタンブールを舞台にした映画 『Kedi』が
現在欧米を中心に巡回上映中です。

イスタンブール出身の監督が、地元の野良猫たち7匹にフォーカスを当てた
ドキュメンタリーですが、予告編には、市井の人々と共に生き生きと暮らす猫たちの姿が
捉えられています。
「ネコは神の存在を認識していると言われている。イヌはヒトを神さまだと思っているけど、
ネコはそうじゃない。奴らはよく分かっとる。」なんていう、さり気なくイヌをディスる(笑)
コメントを差し込むあたりにネコ派としてニヤリ。ヒトとネコが触れ合うシーンにも
ぐっときてしまいました。

残念ながら、今のところタイや日本での上映予定はありませんが、
今後は映画の公式HPから動画配信またはDVD(現在先行予約受付中)で見ることが
出来るようなので、やまねこ社も楽しみに待っているところです。



2016/02/09

チグラーシャ/ククラチョフ猫劇場

















旧正月の前から、バンコクもまたぐっと気温が下がりましたね!
気温が20度を切ると、水を得た魚のように活き活きする私にとっては、
思わぬボーナスをもらったような気分です。

寒い夜にぴったりのロシア映画『こねこ』を
久し振りに家でゆっくり鑑賞しました。

2015/01/19

gone girl cat

via Cat from “Gone Girl”
 
タイでは昨年11月下旬に公開が終了(日本では現在公開中)した、デヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』。映画館で見て「おお、凄い!」と大興奮だったのですが、早速路上で50バーツのDVD(笑)が売られていたので、見直してみました。 

誰から見ても理想的な夫婦に見える、ニックとエイミーのカップル。
NYから夫の田舎に引っ越し、5年目の結婚記念日に、妻エイミーが突然姿を消します。マスコミを通じてのエイミー探しに、ワイドショーやそれに群がる人々が騒ぎ立てて、全米の注目の的に。
最初のトーンはサスペンスかなと思いきや、結婚後の男女のすれ違いを描いたドラマ、そしてブラックなコメディーへと一転二転し、最後には「結婚」の深遠さを他人の物語を通して覗いたような気がして、大きな余韻の残る映画です。
見直してみると、細かい演出や伏線、抑えた音楽の素晴らしさなどもゆっくり味わう事が出来ました。

この夫婦のお宅には、茶トラの猫ちゃん(おっとりしたオス猫のようです)がいます。
エイミー失踪後のガランとした大きな家で、捜査に入る刑事達が寝室のドアを開けると、誰かを待っているかのように、ベットの上にぽつんと佇む猫ちゃん登場!
その後、夫ニックは双子の妹(バカな兄を見捨てずに最後までサポートする、格好良い女性でした)の家に身を寄せるのですが、騒がしいマスコミや野次馬が押し寄せる家に取り残された猫ちゃんに、ご飯は?誰がお世話するの??などと、キャットシッターとしてはそこが一番気になってしまいました。

失踪から数日後に家に戻ったニックは、すっかりその存在を忘れていたかのように猫ちゃんを抱き上げたり、椅子に座って膝の上に乗せ撫でてみたり、主人公が家の中に居るわずかなシーンにしか登場しないのですが、家庭の中で役割を「演じる」ことのない、唯一の無垢な存在としての猫ちゃんだったのでしょうか…
物語の終盤に、朝食のクレープを作るエイミーと、彼女に重なるようにキッチンカウンターの上にいる猫ちゃんの2ショットが一瞬だけありましたが、そこだけは不穏な雰囲気を醸し出す演出のようにも見えました。

男が女に抱く幻想を逆手に取る女のリベンジ、夫婦同士が役割を「演じて」いるというテーマなど、女性である私から見た視点と、家人が見終えて「レクター博士並みのサイコキャラだったねー」と言う男女間の解釈のズレ(笑)が一番面白かったです。

タイでは「夫の一物は、アヒルに食べさせろ」なる教訓?があると(実際に、嫉妬に狂った女性の猟奇事件を何度か耳にしたことがあります)タイ語の先生に聞いた事がありますが、タイ版のDVDのカバーを見て、大分前にフランス版ノーカットで見た大島渚監督の『愛のコリーダ』を思い出しました。「定吉ふたりきり」というかなりショッキングなシーンがあるのですが、やはり画像を見比べて見ると、男女の並びは逆ですが構図が同じなので、映画のテーマは違えども、もしかすると意図したところだったのかも知れません......

可愛い茶トラの猫ちゃんチェックもポイントですが、
パートナーと一緒に見ると面白い(男性にとってはホラー?)映画としておススメです。


✻✻✻ 


『GONE GIRL』の子猫バージョン、『GONE PURRL』も登場していました......

2014/09/30

バンコクの虹

 
雨降りの日が続き、バンコクでも一時的に冠水する道路が多くなっているようです。
深夜からしとしと降っていた今日の朝方、少し晴れ間が覗いたと思ったら、どんよりした灰色の空に
うっすらときれいな円を描いた虹が出ていました!
この後、願掛けをする暇もなく、カメラのファインダー越しに、あっという間に儚く消えてしまい
ました。


1994年公開時のポスター


















虹を見ていた時に、 ラマ4世時代の奴隷制度の中で生きる女性を描いた映画『อำแดงเหมือนกับนายริด(アムデーンとリート氏/日本未公開)』をふと思い出しました。
主人公アムデーンが「虹が出ているわ!」 と指差すと、キンマーク(ビンロウの実を葉で包んだ噛みタバコ)で歯を真っ黒にしたお婆さんが「指を差してはいかんぞよ!」と諭すシーンがあります。
映画の中では伏線になっていましたが、タイでは「虹を指差すと、不吉なことが起こる」という迷信があるそうです。

 
✻ラマ5世の時代に奴隷制度が廃止される以前は、親が子供を、既婚男性がその妻を、まるでクワーイ(水牛)と同じ様に、譲渡又は売る権利が認められていました。主人公アムデーンは父親のギャンブルの借金の形として売られてしまいますが、その後彼女は国王に請願書を送り、最高裁判所に訴え、自由を勝ち取ります。実話を元にしているそうですが、タイの近代史や、世俗を知る上でもとても面白い映画です。2008年にリメイクされた、ラブストーリーを全面に出したバージョンはDVDでも手に入り易く、おススメです。

2014/07/04

汎動物学


















人間と動物の病気を一緒にみる : 医療を変える汎動物学の発想

ヒトと動物の「違い」ではなく、「共通」の部分に注目して、ヒトと動物の境界線を取払い、
あらゆる生きものの健康を向上させるという、新しいアプローチ「汎動物学」についての本です。

特に興味深かったのは、コペンハーゲン動物園の給餌方法。動物園に来た家族連れが、気分を
害してしまう様な「死骸を与える給餌法」を採用しています。
他の動物の体を丸ごと与えられた肉食獣は、より健康的で、行動面にも好ましい変化が現れている、
とコペンハーゲン動物園の獣医師は主張していますが、多くの栄養学者達がその効果を認めては
いるものの、特にイギリスや北アメリカの動物園では反対世論が多く、この給餌法は採用されて
いないのだそうです。この給餌法から、ハイイログマのダイエットを紹介、そしてこの本の筆者は
なんと、そこからヒトの食生活と肥満についてのヒントを得ています。
動物の健康や幸福度を向上させる為に、生息環境を修正する「環境エンリッチメント」についての
言及もありました。

「野生と文明を渡り歩く生き物」(カ...カッコイイ♡)とも称される現代のネコですが、 私が
観察する限り、毎回同じ場所で、お皿の上にお馴染みのカリカリを出す度に「またこれですか......」
とでも訴えるような表情や仕草をすることがあります。野生と同じ食スタイルを!という訳には
行きませんが、与えられた環境の中で、室内飼いのネコの給餌法にも、胃と心を分離させない、
少し刺激を与えるような工夫があると、よりネコ様達の満足度が増すのかも知れませんね。

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前述の動物園の給餌法にショックを受けた方には、最近DVDで見た映画「ライフ・オブ・パイ」をお勧めします。
少年の冒険と信仰を描いた一元的な物語と思いきや、遭難する船で動物達との「食べる or食べられる」のシュールな極限状態に置かれ、最後にはどんでん返しまで!
見返してじっくり考えたくなる様な示唆的な言葉や、美しいシーンも沢山あり、とても深い物語でした。