籠に入ったドラえもん via Thai Rath |
バンコクでもあちこちで見掛ける、ドラえもんの(ような)キャラクターグッズ。
今でも大人から子供まで根強い人気で、「日本の文化はドラえもんで知った」と言う人も多いのですが、なんと今年は雨乞いにも登場しました。
以前「猫の雨乞い行列とコラート猫」というタイトルで、伝統的な猫の雨乞いの儀式について触れた事があります。籠の中に入った猫を担いで、歌い踊りながら村を練り歩くのですが、籠の中に何度も水を浴びせるので、猫はすっかり怯えてしまい、提供を拒む飼い主も増えていたそうです。
タイの新聞「タイラット」(6月28日付)の記事によると、今年プレー県ノンムアンカイ郡ワンルアン区で執り行われた雨乞いには、なんと本物の猫の代わりに、ドラえもんの縫いぐるみを使うことを村民合意の上で決定!その背景には、動物虐待に当たるとの非難の声が大きくなっていたことがあるそうですが、苦肉の策というよりも、なんだかタイらしい(笑)ウィットの利いたアイディアです。
今年は、深刻な干ばつに見舞われている地域が多いそうですが、ドラえもん効果で沢山の恵みの雨が降ることを願っています。