2015/06/28

オノボリサンの扇風機




タイでは必需品、年中大活躍の家電と言えば『扇風機』です。
寝しなにうっかりエアコンを点けっ放しにして、翌日にすっかり喉を痛めたり、鼻風邪を引いてしまう
こともあったので、寝室に静かな扇風機が欲しいなー、と長年思っていました。


























タイで手に入る扇風機は、型や色になかなか納得がいかず、「ブォォオーーーン!!」と
大きな音がする無骨なサーキュレーターを長年愛用していましたが、
先月日本に帰った際に、外国人観光客のオノボリサン風情でちょっと恥ずかしいと思いつつ(笑)、
最近気になっていた扇風機を思い切って購入しました。

”MADE IN JAPAN”がキラキラ眩しい日本の『バルミューダ()』(創業者のストーリーがユニークで
面白いです)という家電メーカーで、「大きく広がりゆっくり移動する、自然の風を再現」というのが
この扇風機の大きな特徴です。
家電量販店の販売の方曰く、小さな子供やお年寄りのいる家庭で買い求める人が多いそうですが、
店頭ではあまり違いが実感出来ず、実際のところはどうなのか聞いたところ、
「女性であれば(違いが)わかりますかねぇ……」とちょっと消極的なお答え(笑)。

海外仕様なのかうっかり何の確認もせず、タイへ持ち帰り、期待に胸を膨らませて開封すると、
「日本国内での使用のみ」としっかり表記されていました......
ACアダプターを見ると、タイの電圧220Vも対応していたので、変圧器無しで今のところ問題無く
稼働していますが、きっと寿命は日本で使用するよりも大分短くなるのだろうなー、と覚悟しています。

















































macや無印良品などにも通底するシンプルなデザインで、梱包から組み立てに至るまで、
日本の洗練があって、すっかり魅了されてしまいました。
最初は、「そよそよそよそよ……」という繊維な風にちょっと物足りなさを感じたり、
音の静かさにびっくりしてしまいましたが、今では風の違いが分かったような気になっています(笑)。
猫たちも扇風機の風が当たるベッドの上で、気持ち良さそうにうたたねしていました。

バンコクでは、自然の風の心地よい気持ち良さより、扇風機を強風にして顔の前に置いたり、
頭がぼんやりするような暑い外から、空調がギンギンに冷えた室内に入った時の刺激の方が勝る
気もしますが(笑)、今では家人がすっかり気に入り、『サムリー』(タイ語で『綿/コットン』の意。
柔らかくて繊細なイメージでしょうか)と名付けて可愛がっています。