2018/07/19

つくしちゃんの夏休み




























先日は、久し振りに長いお留守番を乗り越えた、
「つくし」ちゃん(15歳/雌)。
いつも穏やかな彼女から、たくさんのことを学びました。



                                         
 つくしちゃんと初めて出会ったのは、3年ほど前。
 日本に残った後輩猫「くるみ」ちゃんは、先に旅立ち、
 お転婆な「メーク」嬢騒動では、嵐のような日々を乗り越え、
 今では可愛い赤ちゃんがご家族に加わり、
 環境の大きな変化を経て、落ち着いたご長寿の風格が出て来ました。





 
 慢性腎不全とは、長い付き合いのつくしちゃん。
 去年は膵炎で入院したり、食欲や胃の調子も不安定で、病院通いが続きました。

 ご家族はとても行き届いたお世話をされていて、
 日本から苦労して持ち込まれた、様々なフードやおやつを
 食欲や好みに合わせて組み合わせたり、配合したり。
 整理整頓された食料ストックと、ご家族の役割分担に、
 シッターはただ感嘆するばかりでした。






 
 毎日の輸液が欠かせないため、今回はシッターも皮下注射に初挑戦しました。
 拙い腕にも根気強く、じっと我慢して付き合ってくれた
 点滴の大ベテランつくしちゃんと、機会を与えてくださったご家族に
 あらためて感謝しております。





 
 いつも日本からのスーツケースには、つくしちゃんのご飯が詰まっている
 と伺いましたが、 今回はなんとキャットタワーを持ち込まれたそうです。
 残念ながらその重い貢物は、つくしちゃんのお気に召さなかったようですが、
 ご家族のお気持ちは、彼女にもしっかり伝わっていることを
 シッターは肌で感じていました。








 
 お留守番中は、療法食多めの厳しい配合にしても、
 一粒残らず完食していましたが、今ではまたご家族を思いのままに
 かしずかせていることでしょう。

 お互いに元気で、またお留守番を一緒に過ごすのを楽しみにしています。