2017/12/19

【お引越し】まぐろちゃん



今年の師走は涼しさが今ひとつだなーと思っていたら
急にぐっと肌寒くなり、 もうすっかり年末モードに入りました。

クリスマス前のお引越しを控えている
ノルウェージャンフォレストキャットの「まぐろ」ちゃん(7歳/雌)。
今まで2年間、お留守番を一緒に過ごしましたが、
先日がタイで最後のお別れになりました。







寒冷仕様のもふもふの被毛に、すんとした雰囲気を持つまぐろちゃん。
「異国からやって来た憧れの転校生」に何とか気に入られようと、
あれこれ策を講じるのですが、いつもつれない素振り。

繊細なところがあると伺っていましたが、
無邪気にじゃらしに戯れたと思えば、急にお澄まし顔でポーズを取り
距離を取って無関心を装ってみると、じーっとこちらに熱い視線を注いでみたり。
儚げな表情と、いきなり床にクネクネお腹出しポーズのギャップに
すっかり惹きつけられてしまいました。




わざわざ直射日光の当たる窓際に陣取って、空調の効いたお部屋で日光浴、
北欧をルーツに持つまぐろちゃんは、南国の贅沢な楽しみ方をよくご存知でした。





食が細くて、ご飯を中々食べないまぐろちゃんに
ご家族はあれこれおやつやトッピングで工夫していらっしゃいました。
お留守番中は、給餌器「ルスモ」が働いていないのでは?と不安になるくらい
お皿がすっかり空になっていることが多くなり、普段のご飯食べないアピールは、
「美味しいものをより多くせしめる為の戦略」なのか!と疑惑が浮上したことも。





お部屋が変わって、長いお留守番も安定してこなすようになった辺りから、
ご家族が「頭でも打つけたのだろうか…」とおっしゃるほど、
まぐろちゃんは陽気になり、よく食べ、以前は抱っこするとびっくりするほど
軽かった身体に貫禄が増していました。
お留守番の様子にも変化があり、
テリトリーに結界を張るようにして「ぐるりスリスリ一周旅行」が始まると、
以前は難しかったブラッシングも受け入れてくれるようになりました。







名前は「まぐろ」で、好物は「ささみ」。
まぐろちゃんのおやつは、いつも手の届く場所に置いてありましたが、
ご家族とシッターを驚愕させた、まさかの「フリーズドライささみ窃盗事件」が発生!




初犯は未遂、それからしばらく経った2度目の犯行では、
どう猛に食い千切られた袋と、派手に散らばった獲物の残骸、
気持ち悪くなったのか珍しく吐いた跡まで!凄惨な現場に目を丸くしていると、
容疑猫は「てへっ」という調子で、床に引っくり返ってクネクネクネ……
「してやったり」とばかりに、心なしかさっぱりした顔で
いつになく活発に動き回る姿に、お腹を抱えて笑ったのも楽しい思い出です。




これから一旦日本へ戻り、来春には中国へお引越しの難関が待ち受けていますが、
いつものクールな調子で、きっと無事に乗り越えてくれるでしょう。
たくましく成長してまたバンコクへ戻って来るのを、楽しみに待っています。
まぐろちゃん、お互いに元気でまた会おうね。再見!