バンコク生まれの黒猫「みーちゃん」(6歳/雄)と
黒ブチ猫「よんた」君(3歳/雄)。
先日がタイで最後のお留守番になりました。
今ごろは、初めての日本の炬燵をぬくぬく楽しんでいる頃かな、
と思いを馳せています。





「三番目」の猫「みーちゃん」は、食堂の軒下生まれ。
シニアの先輩猫ジュニア君に受け入れてもらえず、
小さい頃はいつも物陰に身を潜めていたそうです。




今ごろは、初めての日本の炬燵をぬくぬく楽しんでいる頃かな、
と思いを馳せています。





「三番目」の猫「みーちゃん」は、食堂の軒下生まれ。
シニアの先輩猫ジュニア君に受け入れてもらえず、
小さい頃はいつも物陰に身を潜めていたそうです。




シッターが知る中でも、指折りの警戒心の強さで
お宅へ伺う度に、飼い主さまが身を屈めて
ソファの下から引っ張り出されるのがお決まりでした。
訪問中は、差し入れにも頑なに手を付けず、
穴ぐらの壁にぴったり寄り添い、漬物石に化けていました。





アパートで兄弟と保護された、「四番目」の「よんた」君。
お世話をされたことのあるご友人からは、
「気の済むまで鳴き通しで、スリスリ甘えてくる」と伺っていましたが、
シッターには硬派な「シャーのよんた」を演じ続け、
『みーちゃんには手を出すな!!』と恐ろしい唸り声で凄み、
頼もしいボディガード役を務めていました。

去年から急性腎不全、膵炎、と体調を崩していたみーちゃん。
毎日の輸液が欠かせなくなり、飼い主さまの長いご不在の際には、
何とか病院送りを回避すべく、お宅で輸液にトライした時のことは
一番の忘れられない思い出です。

最初は恐怖のどん底に突き落とされて、腰が抜けてしまったみーちゃんも、
徐々に抵抗が強くなり、ご友人の方々が日替わりで保定のサポートに
訪れてくださったこともありました。
怒る闘牛と化したみーちゃんは、怯まずに決死の抵抗運動を展開、
ボディガードよんたの激しい援護射撃で攻防戦になり、
心を鬼にして挑んでいたシッターも凹んで折れてしまいそうでしたが、
今となっては得難い経験になりました。



飼い主さまが、「ゴマフアザラシ」とその姿を重ねてしまうくらい
立派な体型だったみーちゃんは、その後病院送りの受難を経て、
シュッと精悍に、身体もひと回り小さくなりました。
久々の再会を果たし、シッターが和解を申し入れると、
口を逆三角形にさせて、超音波「シャー!!」で応えてくれました。
一方のよんた君は、あの恐ろしい体験をすっかり水に流して、
「ノーポリシーよんた」の本領を発揮、
やっと心を開いてくれたな、という瞬間が訪れた時には、喜びを噛み締め、
続く演目「よんたの舞い」には、笑いと同時に溢れた涙をそっと拭いました。
みーちゃん、よんた君、今までどうもありがとう。
飼い主さまの側をぴったり離れず、タイ産ツルツル毛の湯たんぽになって、
日本の冬を乗り切ってね!
お宅へ伺う度に、飼い主さまが身を屈めて
ソファの下から引っ張り出されるのがお決まりでした。
訪問中は、差し入れにも頑なに手を付けず、
穴ぐらの壁にぴったり寄り添い、漬物石に化けていました。






アパートで兄弟と保護された、「四番目」の「よんた」君。
お世話をされたことのあるご友人からは、
「気の済むまで鳴き通しで、スリスリ甘えてくる」と伺っていましたが、
シッターには硬派な「シャーのよんた」を演じ続け、
『みーちゃんには手を出すな!!』と恐ろしい唸り声で凄み、
頼もしいボディガード役を務めていました。

去年から急性腎不全、膵炎、と体調を崩していたみーちゃん。
毎日の輸液が欠かせなくなり、飼い主さまの長いご不在の際には、
何とか病院送りを回避すべく、お宅で輸液にトライした時のことは
一番の忘れられない思い出です。

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「逃げ口は完全に塞がれた」と悟って、ショックのあまり岩になるみーちゃん… |
最初は恐怖のどん底に突き落とされて、腰が抜けてしまったみーちゃんも、
徐々に抵抗が強くなり、ご友人の方々が日替わりで保定のサポートに
訪れてくださったこともありました。
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バスケットとネットを持参しての囲い込み作戦は、みーちゃんの粘り強い抵抗に根負け。 |
怒る闘牛と化したみーちゃんは、怯まずに決死の抵抗運動を展開、
ボディガードよんたの激しい援護射撃で攻防戦になり、
心を鬼にして挑んでいたシッターも凹んで折れてしまいそうでしたが、
今となっては得難い経験になりました。




飼い主さまが、「ゴマフアザラシ」とその姿を重ねてしまうくらい
立派な体型だったみーちゃんは、その後病院送りの受難を経て、
シュッと精悍に、身体もひと回り小さくなりました。
久々の再会を果たし、シッターが和解を申し入れると、
口を逆三角形にさせて、超音波「シャー!!」で応えてくれました。
一方のよんた君は、あの恐ろしい体験をすっかり水に流して、
「ノーポリシーよんた」の本領を発揮、
やっと心を開いてくれたな、という瞬間が訪れた時には、喜びを噛み締め、
続く演目「よんたの舞い」には、笑いと同時に溢れた涙をそっと拭いました。
みーちゃん、よんた君、今までどうもありがとう。
飼い主さまの側をぴったり離れず、タイ産ツルツル毛の湯たんぽになって、
日本の冬を乗り切ってね!