2019/09/17

【お引越し】メオちゃん




メオちゃん。
今まで6年間、沢山の時間を一緒に過ごしました。

「いつかは最後のお留守番がやって来る」と分かってはいましたが、
それはまだ遠い先のことのように感じていました。
7回目の年越しにマブダチのメオちゃんがいない…と思うと
寂しい気持ちでいっぱいです。




数年前に、こちらにキャンペーンガールとして
ご登場いただいたこともある「メオ」ちゃん(7歳/雌)。

愛猫を日本のご家族に託して、バンコクへお引越しされた飼い主さまが、
お住いの界隈を根城にしていた、野良のメオちゃんを見初めたのが
事の始まりです。

出会った当時はまだ1歳だったメオちゃんも、
病気知らずで元気に成長し、今やシニアに入りつつあるのかと思うと
時間の流れの早さにしみじみとしてしまいます。



































石橋を叩いても絶対に渡らないほど用心深く、
お布団の中や机の下にじっと身を隠して、ブルブル震えていたメオちゃん。

人見知りのうちはおやつも食べようとはしませんでしたが、
実は大の食いしん坊でもあります。

徐々に慣れて来ると、シッターの手のひらまで食べてしまいそうな勢いで
おやつを飲み込み、ご飯も一気に平らげお皿を舐めると、
テンションは急降下。そろーりとほふく前進でまた隅へ隠れてしまうという、
食前食後のギャップが激しい時期が続きました。






 
3年ほど経つと、それまで引っ込み思案だったメオちゃんが
自らドア越しに「キャキャッ」と鳴いて、隙間から小さな手を差し込み、
すぐに飛び出て来るようになりました。

餓死寸前の勢いでご飯の催促をすると、お次は大好きなブラッシングで大興奮、
のんびり毛繕いをして、遊びにも積極的になりました。




メオちゃんのお腹の減り具合と、「マブダチモード」度合いに
相関関係があるとは薄々気が付いていましたが、
それでも、「メオチャン!」と呼ぶと「ウキャン!」とご機嫌に応えてくれたり、
親しみを込めた激しいスリスリに、
シッターも気の置けない友人と過ごしているような気持ちで、
会えるのを毎回楽しみにしていました。





メオちゃん部屋のドアノブが壊れて、一緒に中へ閉じ込められてしまい、
携帯電話は部屋の外で助けを呼べない中、
緊迫した時間を共に過ごしたこともありました。

もしあの時脱出の経路が無く、救助を呼ぶ事が出来なかったら…
数日後にご帰宅したご家族は、お腹が膨らみ、目をギラッとさせたメオちゃんと、
残された人骨を目にしていたかも知れません…(笑)





























メオちゃんの隣りで机に突っ伏し、エアコンの風に当たってうとうとしていると、
フサフサのカギしっぽをシッターの腕や顔にパタパタ、
その感触にうっとりしながら、甘えてさせてもらっているような安心感は
巨大な猫を上手にあやしてくれているようでした。































 
メオちゃん、今まで楽しい思い出をたくさん残してくれて、
本当にどうもありがとう。

これからもご家族とずっと一緒に、いつまでも元気でね!