先日タイで最後のお留守番を乗り切った、
バンコクはラムカムヘン生まれ。
母猫を事故で亡くしたところを保護されて、運良く今の飼い主さまと
巡り合ったラム君は、スラリとした長い手足とブンブンと左右に
よく揺れるボブテイルがチャームポイントです。
普段は「ただの甘えん坊」だそうなのですが、
タイ語で「凶暴にゃんこ(メーオ・ドゥ/แมวดุ)」「虎(スア/เสือ)」の
タイ語で「凶暴にゃんこ(メーオ・ドゥ/แมวดุ)」「虎(スア/เสือ)」の
立派な称号もお持ちで、シッターが距離を縮めようとすると
「八つ裂きにしてやる!!」と恐ろしい咆哮が聞こえて来ることもしばしば。
床にコロンと横たわり、愛嬌のあるキメ顔と同時に「う〜」と
地鳴りのような唸り声を上げ、「笑いながら怒る人」もとい
「リラックスしつつも怒る猫」という
衝撃的な芸を披露してくれたこともありました。
衝撃的な芸を披露してくれたこともありました。
お留守番の回数を重ねると、
先ずは「水出せ!」と絶叫して、水道の蛇口をひねるように要求、
お次は「メシ!」と続き、気が向いた時には無邪気に遊ぶこともありました。
「ラムたん♡」とこちらが擦り寄ると、急にイラっとしてギロリ睨み付けるのが
お約束の掛け合いでした。
先ずは「水出せ!」と絶叫して、水道の蛇口をひねるように要求、
お次は「メシ!」と続き、気が向いた時には無邪気に遊ぶこともありました。
「ラムたん♡」とこちらが擦り寄ると、急にイラっとしてギロリ睨み付けるのが
お約束の掛け合いでした。
長いお留守番中には、シッターの不注意による「大脱走事件」もありました。
帰り際、玄関から急に入り込んだ風に、バタン!とドアの閉まる音がして
様子を見に行った一瞬のこと、網戸の隙間から外玄関に出たラム君は、
あっと言う間に高い塀をひらりと飛び越え、猛ダッシュでプールサイドから
茂みへと消えて行きました……
帰り際、玄関から急に入り込んだ風に、バタン!とドアの閉まる音がして
様子を見に行った一瞬のこと、網戸の隙間から外玄関に出たラム君は、
あっと言う間に高い塀をひらりと飛び越え、猛ダッシュでプールサイドから
茂みへと消えて行きました……

全身の血の気が引いた真っ青なシッターが、
慌てて管理人のマダムの元へ駆け込むと、
「落ち着きなさい。あの猫は何度も脱走して捕まえているから、大丈夫。」と
老練な総司令官の顔に変身して、すぐさま若い精鋭部隊を編成し、
あっと言う間にラム君発見!!
2度目の囲い込み作戦で、バスタオルをパッと広げると、
ラム君は暴れることもなくあっさり包まれて、
そのままお部屋まで、じっと大人しくしていてくれました。
タオル越しに初めて抱っこしたラム君は、ずっしり重みがあって温かかったことは、
一生忘れられない教訓になりました。





お留守番中は「孤高でクールなオレサマ」の姿勢を崩しませんでしたが、
こちらに親密な眼差しを向けたり、そうっと背中を撫でても気が付かない振りを
していてくれた時には、静かに喜びを噛みしめました。


お寒いカナダへ初めての長旅、
先ずはお引越しの無事を心から祈っています。
ラム君、今までどうもありがとう。
大好きな飼い主さんといつまでも一緒に、元気でね!

追記:12月中旬、最愛の飼い主様がカナダに根を下ろすのを
しっかり見届けて、Ram君は遠くへ旅立ちました。
バンコクからご冥福をお祈りしています。