2017/05/05

【お引越し】ハルちゃん



ハルちゃん。「3年越しの片思い」のまま、4年目の今年は願いが叶いませんでした。
今頃は日本での新生活にも慣れて、春の気持ち良い日向ぼっこを楽しんでいるかな…と
真夏のバンコクから思いを馳せています。




何と言ってもヒトを翻弄する術に長けているハルちゃんとは、
今まで沢山お留守番の時間を一緒に過ごしました。
いつも玄関のドアを開けると、隙間からぴょこりとを出して、
そのうち静かな「歓迎の舞い」が始まると、
あっと言う間にシッターを虜にしてしまいます。


 










カメラを向けると、モデルさながらにツボを押さえたポーズや表情を
次々と繰り出してくれるので、こちらもついノッてしまい、
今までに撮ったお留守番の画像は9百枚を超えていました。



触られるのだけは絶対にイヤ!とばかりに、
つい撫でようとすると「うなななななっ」と鳴いてさっと離れて行くのですが、
また思わせ振りに近付いて来ます。今度こそは!と鼻息を荒くすると
ピシャリ!と平手打ちの応酬でした。
せめてブラッシングはさせてもらいたい…とご飯中にこっそりと後ろから撫でてみたり、
おやつで気を引いてみたりして、毎回駆け引きや攻防戦が続いていましたが、
下心を察するハルちゃんの方が上手で、 いつもシッターの完敗でした。






ご多分に漏れず、訪問する度に新しいおもちゃがどんどん箪笥の肥やしになって
行くさまを目にしていましたが、大のお気に入りのペンギン氏だけは特別で
キャビネットの扉を自ら開けて、甚振ることを日課にしているようでした。



お留守番中はいつも穏やかにのびのび過ごしていましたが、
打ち合わせでお宅へ伺うと、 翌日からお留守番だと知ってか知らずか
そっぽを向いて拗ねているような様子に、飼い主さまと大笑いしたのも
楽しい思い出です。




お留守番を一緒に過ごしたお宅を電車で通り過ぎる度に、
もうあのお部屋は空っぽでハルちゃんもいないのだな…と寂しく思っています。
ハルちゃん、ご家族の側で末長く、これからもヒトをいっぱい笑わせてね。