2016/09/28

【お引越し】チャコちゃん&レビ君













タイ生まれのキジトラ「チャコ」ちゃん(雌/6歳)と茶トラの「レビ」君(雄/4歳)のペアは、
先日が最初で最後のお留守番になりました。
残念ながら、今年12月に日本へお引っ越しが決まっています。



















タイ在住歴の長いご家族さまは、日本からワンちゃんと猫さんと共にタイへお引っ越しされました。海を渡ったワンちゃんと猫さん、その後タイで里親として新しく迎えた猫さん達2匹も先に天国へ旅立ち、
今はチャコちゃんとレビ君のペアがご家族と一緒に暮らしています。

































チャコちゃんは、サムットプラカーン県の住宅地生まれ。まだ子猫のチャコちゃんの側に母親がおらず、お寺に預けられそうになっていたところを、獣医さんを通して今のご家族に迎えられました。
レビ君は、東北のコラート方面から来たトラックから落ちたところを、後続の車の運転手に拾われた
というエピソードがあり、どちらも相当な強運の持ち主です。
  
打ち合わせの時には、ちょっと警戒気味に離れたところから観察していたチャコちゃん。
わたしの顔を見るなりシャー!!とご挨拶したレビ君は、しばらくするとテーブルに乗って堂々と俺様
アピールが始まり、飼い主さまの肩までよじ登り耳をペロペロ、今度は首に両前足をぴったり巻き付けて
離さない、という大の甘えん坊っぷりを発揮していました。
















































お留守番初日、ご飯の器の音を聞き付けると、2匹が一斉にダイニングテーブルの上に乗って、
熱心なご飯の催促がありました。人間の言葉を解するというチャコちゃんは、わたしがご飯を出す
人だとすぐに察して、慣れるスピードもとても早かったです。
最初はテーブルの下で唸っていたレビ君も、いち早く自分のご飯を平らげるとチャコちゃんの分を
横取り、こちらにグイグイ迫って積極的に甘えていました。
ご飯のケースには、何とかして蓋を開けようとした、食いしん坊レビ君の無数の歯型がありました。
飼い主さまから後日送っていただいた動画を見ると、なんと引いた糸を舌で絡め取り、ネバネバの
納豆を味わうレビ君の衝撃の姿が映し出されていました!!(こちらからD/Lしてご覧いただけます)
































普段は2匹で運動会をしていると伺いましたが、チャコちゃんが猫じゃらしに元気に反応するのはとても珍しいとのこと。お留守番でエネルギーが有り余っていたせいでしょうか、遊びに誘うとチャコちゃんのスイッチが入り、ベッドの弾みで空中三回転ジャンプを何度もキメて、目にも留まらないスピードで、子猫のようにいつまでも獲物を追い掛けていました。
チャコちゃんの勢いに押され気味になり、少し離れたところからちょっと遠慮がちに眺めていたレビ君ですが、いつもお隣の工事を窓際から監視する「現場監督」の任務は、お留守番中も欠かさずに励んでいました。 






























































飼い主さまがお帰りになった翌日にお宅を訪ねると、ダイニングテーブルの上にあがり、お留守番の時と同じように、ご飯待ちで目をキラキラさせています。2匹揃ってテーブルの淵で三つ指ついてお見送りする姿を見て、とても寂しくなりました。



















飛行機に乗って海を渡り、初めて経験する日本の冬の寒さにはさぞかしびっくりすることでしょう。
美食家のレビ君は、日本海の新鮮なふぐ刺しを堪能して、すっかり気に入るに違いありません。
日本の生活にも早く慣れて、ご家族の側でいつまでも穏やかに暮らすことを祈っています。
チャコちゃん、レビ君、 元気でね!