チグラーシャ／ククラチョフ猫劇場

旧正月の前から、バンコクもまたぐっと気温が下がりましたね！
気温が２０度を切ると、水を得た魚のように活き活きする私にとっては、
思わぬボーナスをもらったような気分です。

寒い夜にぴったりのロシア映画『こねこ』を

久し振りに家でゆっくり鑑賞しました。

演技派揃いの猫たち！皆でTV鑑賞です。

追い詰められたフェージンを慰める猫のジンジン。

キジトラの子猫「チグラーシャ」を始め、表情豊かな猫たちが大活躍、

愛猫家にとっては、その大団円まで画面に釘付けになること必至です！
動物と子供の映画は苦手だなぁという方でも、
最後にはきっと目頭が熱くなっていることでしょう。

寒さの厳しい冬のモスクワの街や市井の人々、
失踪したチグラーシャを待ち続ける可愛らしい姉弟とその家族、
そして何と言っても印象に残るのは「フェージン」という名の青年と
一緒に暮らす演技派の猫たちです。

フェージン役の俳優さんは本業が「猫使い」だそうですが、
猫たちの自然な表情や動きを上手く引き出し、素晴らしいカメラワークで捉えています。
仕事で疲弊して侘しい部屋に帰り、猫たちを話し相手にしている独り者の

フェージンを見ていると、なんだか自分の姿とも重なってきます…

特に芸達者なブチ猫「ジンジン」がフェージンを見つめる眼差しは、
もはや人間と猫の境界を超えているようでした。

寒い夜に温かいココアでも飲みながら、愛猫と一緒にのんびり過ごしたいときに
ぴったりの映画です。 

（日本版DVDはamazonで販売されています）

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映画『こねこ』の猫たちも素晴らしい演技を披露してくれますが、
モスクワのククラチョフ猫劇場のショー（上の動画をご覧ください）には、
「猫が自ら堂々と芸をするなんて！！」と驚愕してしまいます。
　

動物に対する調教にはネガティヴなイメージも付きまといますが、

猫の自然な動きを上手く演出する猫マスターの手法は、

是非とも学んでみたいものです。

創業者のユーリ・ククラチョフ氏　via Moscow Cats Theatre